【後編】チャプターは「人数」か?それとも「質」か?

さて、前編では、「質」に焦点を当てて、

■本当のキーマンを呼べるか?
■朝礼に参加したいと思えるか?

という話をして、いかに質が大事かという視点からみてみました。
本日はその続きとして、予告通りに書きましたので、
ぜひご覧ください!

■誰もが入れるチャプターにはしない!

そして、チャプターの「質」を担保するために
特に重要だと思うのが、メンバーシップの面談と、
メンターの適切なサポートです。

メンバーシップは、
チャプターで決めた基準や、ルール、
そしてチャプターのビジョンや理念を面談でしっかり語ること。
それに共感できないように見える方は、
勇気をもって入会をお断りすること。

メンターは、入会した新メンバーへ
改めて丁寧に説明し、それを守ってもらうこと。
万が一、守っていただけない場合は、除名の検討を公平に行うこと。

例えば、

「リファーラルは一件でもいい」

と説明されるのと、

「リファーラルは必ず毎週2件」

と説明されるのでは、
メンティーのその後の活躍に大きく影響が出てしまいます。

前者のような説明をされると、

「1件でもいいや」

となってしまい、
スコアも低くなってしまう。
それに伴って、メンバーからのリファーラルも
少なくなってしまいますので、
必然的に退会に向かっていきます。

一方で、毎週2件とコミットしている方は、
その方法を探して、頑張って努力を続けます。

そうやって地道に進めていくと、
自ずと成果も出てきますので、
さらに積極的になり、主体性が発揮されます。

その方にとっても好循環ですし、
メンバーにとっても、
チャプターにとってもいい影響を与えることができます。

なので、最初の敷居を高くすることを
とても重要視しています。

■ パワーチームが機能しない理由

パワーチームも考え方としては、
先述したのと全く一緒です。

コミットした質の高いメンバーでパワーチームを作らなければ、
それは形だけになってしまい、
結局売上が上がらないまま自然解体されていきます。

すこし極端な例ですが、

・定例会で遅刻する人
・返信が遅い人
・ハンターな人

など、
信頼できない人とパワーチームを組んだとしたら、
クライアントからのクレームや、
キーマンと縁が切れることが怖くて、
そもそも紹介なんて出せません。

質のいいパワーチームであれば、
2人だけでも充分に機能します。
(BNIでは、正式にはパワーチームとは呼びませんが)

質の悪い10人のパワーチームより、
信頼できて成果の出ている人同士の、
2人のパワーチームの方が、より大きな売上が出てきます。

2017年2月に訪問をしたBNI香港では、
質の高いパワーチームを、チャプターを越えていくつも形成しており
大きな売上成果につなげていました。
同じことを日本でも積極的に実践していきます。

特に印象的だったのは、香港BNIは誰もが気軽に入れる組織ではなく、
成功した若手経営者だけが入会を許される組織で、
所属していること自体が、経営者としてのブランドになっていました。
(香港のレポートはまた別途!)

いずれにしても、
人数が少なくても、
信頼できるコミットしたメンバーとであれば、
2人からでも成果を上げることができます。

それぞれのチャプターの状況によっても、
上記の記事から感じて頂けることや、
意思決定の方法は異なると思います。
すぐに導入が難しい運用もあると思います。

再立ち上げの悔しい経験を乗り越えた僕が
7年間のBNI経験の中でたどり着いた 一つのアプローチとして、
皆さんの、ヒントにしていただければ幸いです!

2 件のコメント

  • 活用術参考にさせて頂きます。
    私達はまだ発足して間が無いチャプターですが、ビジター様は沢山呼べるのに申込書提出率が良くありません。質が問題と感じて居ましたが、来ないよりかは来た方が盛り上がると思いお声がけしていました。しかし、結局入会して貰えないと寂しいです。それならば、メンバーの売上を上げて今よりももっと信頼のおけるチャプターにする事がやる事だと思いました。もちろんビジター様声掛けは積極的にして行こうと思います。これからも参考にさせて頂きます。ありがとうございました。

    • はじめまして。アクアン株式会社の齊木です。
      BNI活用術へのコメント嬉しく拝見させて頂きました。

      僕の経験からの考えですが、
      36名のゆるいチャプターよりも
      20名の本気のチャプターの方が生産性が圧倒的に高かったです。
      いま人数が少ないとしても、メンバー全員が本気になれば
      いまの成果を飛躍的に伸ばすことは可能です。

      成果を伸ばす手段として、人数を増やすこと
      (正確には、本気のメンバー数を増やすこと)
      はもちろん大切です。

      プロフェッショナルな
      メンバー(数合わせは必要ない)が増えれば、
      問題解決をできる幅が広がりますし、
      営業マンの頭数も増え、顧客との接点数が
      増えるので成果は上がります。

      ですが、自分たちが自信のないものに
      本当に大切な顧客やパートナー、親友を招けますか?
      僕はチャプターの成長、成功とともに、
      招ける人の範囲が広がっていきました。
      いまでは大先輩の上場企業経営者も自信をもってお誘いをできます。

      少しでも関口さんや、
      同じチャプターの仲間の参考になれば幸いです。
      東京にいらっしゃる機会などありましたら
      アプリマチャプター(火曜日、新橋、6:45~)に見学にいらしてくださいね。

      それでは、失礼いたします。

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