【プロジェクト協賛者様インタビュー⑨】沖田晃子さん(東京新宿リージョン・クワトロチャプター)

皆様の応援・ご協力のおかげさまで1400セット以上の絵本の販売・募本を集め、大成功をおさめた「子どもの未来をつくる絵本プロジェクト」。現在は絵本読み聞かせイベント&ワークショップを全国で企画中!

今回は、当プロジェクトに共感し、ギバーズゲインプラン協賛のお申し出をいただい沖田晃子さん(東京新宿リージョン・クワトロチャプター)に、齊木進がインタビューをして参りました!

シングルマザーを支援する物流ビジネスを展開しながら、BNIの新規チャプター立ち上げにも尽力されている沖田さんのご活躍やビジネス活動について伺って参りましたので、ぜひ最後までご覧ください!

まずは沖田さんのお仕事について教えてください!

最近はBNIチャプターの新規立ち上げにかなりの時間を割いていますが、普段は物流のトータルコンサルティングを主体とした事業を行っています。

具体的に言うと、貨物の輸送や保管、海外からの輸入貨物の引き取り、事務所や店舗移転、引越業務などを行っています。日々50台以上のトラックを動かしていて、宅配ドライバーの育成にも力を入れています。

ドライバーの育成では、最近は特にシングルマザーの支援にも力を入れています。

運送ドライバーと言うと重たい荷物を運ぶ力仕事が多くなる印象かもしれませんが、最近ではアマゾンなどのショッピングサイト関連の案件が増えているように、軽い荷物も増えているので女性にも働きやすい環境になっています。女性の配達人は受け手にも印象が良いと言うのも大きなメリットですね。

宅配ドライバーの仕事は、必要なときに頑張ったら頑張った分だけお金が稼げる安定した仕事です。そのため、私の会社では働きたい時間も自分で設定できるようにしていて、子育てと仕事の両立で柔軟な時間の調整が難しいシングルマザーの方たちにも、自身のライフスタイルに合わせて仕事ができるよう仕組みを整えています。

法人が社会にできることの一つとして働く場の提供があります。やりがいをもって気持ちよく働ける環境を提供していきたいと考えております。シングルマザーの彼女たちが自立し、誇りをもってより豊かな人生を送れるように、それが私の事業のやりがいにもなっています。

株式会社エバーアフター

沖田さんの現在のBNI活動状況について教えてください!

これまではクワトロチャプターのメンバーとしてBNIの活動をしてきましたが、現在は新規チャプター(プレシャスチャプター)の立ち上げをディレクターというポジションで行っています。このディレクターとしての活動には、かなりの時間と情熱を注いでいますね。

とうもろこし畑の話はご存知でしょうか?

自分の畑が良いだけじゃ、良いとうもろこしは育たない。周りの畑も良い種を持っていると、周囲のトウモロコシとの遺伝交配が活性化するため、お互いに良いともうろこしが育ちやすくなる、という話です。

これは、あくまで私の感覚ですが、私の所属している新宿リージョンはそれぞれのメンバーが自分の所属するチャプター愛が強い余りに、他のリージョンや他のチャプターへの関心が低かったり、あるいは海外のBNIチームとの交流はほとんど無いように思っています。

私は所属しているクワトロチャプターが大好きですし、メンバーとしての活動にも、ありったけの情熱を注いでいます。そしてもっともっとクワトロチャプターが良くなるポテンシャルがあることを知っているので、ここで大きなチャレンジに挑んだわけです。

せっかく、BNIという組織はネットワークを広げていくために優れたシステムになっているので、良いものは外からもっと取り入れて、自チャプター内のみの活動で閉じずに、みんなでその意識を共有しながらBNIをさらにパワーアップさせて行きたいと考えています。

そのために、BNIの最新の情報にアップデートされたチャプターをつくって、そこから全体に影響を与えられるようになってみよう!

そう考えて、このプレシャスチャプター立ち上げの活動を始めました。

そんな私の活動を理解してもらえるかなぁと最初は不安が大きかったですが、ひとりひとりに想いを伝えていくことによって、メンバーの応援も日に日に増えていき、これからBNIの仕組みを使ってビジネスを成長させていきたいという様々な業界の経営者を立ち上げメンバーとしてご紹介いただくようになりました。

私はBNIのおかげで、自分のビジネスにおける数値的な成長も、人として経営者としての自身の成長も実感しているので、より多くの人にBNIの魅力を伝えさせていただき、共有していきたいと思っています。

Givers Gain は、互恵の精神や利他の心と同じでビジネスだけでなく、人間として幸せに生きていくうえの根源的なものなので、より豊かに、よりハッピーな人生を送れるこの根っこの部分を世界中の人たちと共有できたらいいなと思っています。

これまでのBNI活動の中で得られた”学び”について教えてください!

自チャプターのメンバーやディレクター達との交流で得られたものもたくさんありましたし、クワトロチャプターのメンバーや全国のディレクターの皆さんとの交流で得られたものもたくさんありましたし、現在でもたくさんの刺激を貰っています。

ただ、最近の出来事だと、昨年受講したDNAスタンダードトレーニングで得られたものが、私にとってとても大きな学びでしたね。当時は、信頼しているエリアディレクターから勧められたからなんとなく受講してみようかと、その程度の温度感だったのですが、当時の私はそこで数々の衝撃を受けました。

一番の気づきは、それまで思い描いていた私のリーダーシップ観が実は正しくなかったということ。そしてそれまで私が実践してきたつもりのギバーズゲインは本当の意味でのギバーズゲインではなかったこと。

私自身はそれまでにも、リーダーシップとはこういうものだ、ギバーズゲインとはこういうものだ、という信念を持って活動をしていたのですが、それがほとんど正しくなかったということを思い知りました。

自分が背中を見せて引っ張っていくだけではなく、相手を尊重するリーダーシップの取り方があること。人といるときに、自分が!ではなく、まずはきちんと相手を尊重しながら、考え方や価値観について良く聴いてみること。

それまでのBNI活動ではそれなりのギブを行ってきているつもりでしたが、それはあくまでもビジネス活動上での収益を目的としたギブであったり、相手の私生活や人生に貢献するという視点でのギブはできていなかった。また、地域や社会へのギブも実践できていなかった。本当に大切なことは、相手の本質的な価値観を理解・共有できた上でギブすることだということです。

などなど、たくさんの気づきと成長の機会を得ることが出来ました。

今回のチャプター立ち上げを成功させるためにも、こうした本質的かつ社会的価値の高いギバーズゲインの考え方や、リーダーシップについて深く学び、実践出来るようになる必要があると感じています。

私がプレシャスチャプターを立ち上げること、そしてチャプターのメンバーの成功を通して、地域や社会への貢献もできる。もちろんクワトロチャプターを始め、周りのチャプターにもきっと良い影響を与えられる。

こうした長期的な広い視点でも、ここで得られた学びを生かしてBNI活動を通じて世界に貢献して行きたいと考えています。

絵本プロジェクトに協賛いただいた理由を教えてください!

齊木さんは、いつもたくさんのギブをしてくれています。BNIを活用して新しいことにチャレンジする背中を見せて、みんなに勇気を与えてくれています。

今回の絵本プロジェクトの活動も、齊木さんお一人での活動ではなく、本当にたくさんの人たちを巻き込んでのプロジェクトだと聞いています。ここまでできる人は全国BNIを見回してもなかなかいないですよね。

また、目の前の課題や会社の収益のことだけではなく、もっと広い視点で未来を考えて実践しているように思います。

BNI活動を通して、売り上げを上げることも大切だけど、上げた売り上げを活用して、未来の子どもたちにギブをしていくことはBNIをより多く外の人に知ってもらう機会になるので、結果としてBNIを広めていくことにもなりますよね。

今回の絵本プロジェクトで齊木さんは、私では想像できないくらいたくさんの時間とお金も使ったのだと思います。ギバーズゲインという理念から考えると、今後齊木さんは今回のプロジェクトで子どもたちの未来へのギブという実績から、今の私たちが想像出来るもの以上にたくさんのゲインも得るのだと思います。

ただ、こうしたギバーズゲインの理念は頭ではわかっていても、行動に移すのはなかなか簡単ではないですよね。普通の人は多くのギブをしようとすると、頭の中で損得勘定が働いてしまったり、社会的なギブを実践するような行動までには、眼前の収益を優先してしまったりして、踏みとどまってしまうことがほとんどでしょう。

齊木さんのような存在がリーダーとなってプロジェクト全体を引っ張ってくれていたから、私も今回のプロジェクトに関わることができましたし、BNIを通して、微力ながら未来の子どもたちに役立てたことをとても嬉しく感じています

この活動を知った全国のBNIメンバーやワークショップに参加した親子たちの中から「周りの人が喜ぶことをしよう!」と行動する人が増えて行ったら良いなと思います。