【プロジェクト協賛者様インタビュー⑮】劔持一雄さん(東京NEリージョン TRES STELLASチャプター)

皆様の応援・ご協力のおかげさまで1400セット以上の絵本の販売・募本を集め、大成功をおさめた「子どもの未来をつくる絵本プロジェクト」。現在は絵本読み聞かせイベント&ワークショップを全国で好評開催中!

今回は、当プロジェクトに共感し、ギバーズゲインプラン協賛のお申し出をいただい劔持一雄さん(東京NEリージョン TRES STELLASチャプター)に、齊木進がインタビューをして参りました!

劔持さんは、税理士という職業ながら常にフットワーク軽く様々なことにチャレンジし続け、事業家としても活躍の幅を広げている、TRES STELLASチャプターのエースメンバーでもあります。そんな劔持さんのご活躍について伺ってまいりましたので、ぜひ最後までご覧ください!

〇劔持さんがTRES STELLASチャプターを立ち上げから、ナショナルカンファレンスで成長率第1位のチャプターとして表彰されるまでに成長させてきた軌跡はコチラの記事からご確認ください。

まずは釼持さんのお仕事について聞かせてください!

今でこそ従業員を抱える税理士事務所の代表という立場におりますが、大学を出たころは何事にもやる気を出すことができず、約5年の間はプータローとして過ごしました。

そんな折に、周囲の友人たちが着実に社会人としてのキャリアを積んでいるのを見て焦りを感じ始め、「このままでは負け犬人生になってしまう」と思い一念発起、必死な思いで7年間勉強して、税理士資格を取得。

結果として父親が経営していた今の税理士事務所を継ぐことになりました。私は、大学卒業からの5年という長い期間を無駄にして、同級生たちから遅れを取ってしまったという後悔もあったので、人の倍を頑張ろうと考えました。

父の代では税理士として税理士が出来る事だけに集中した事業でしたが、私は税理士だけの業務に集中した事業体制ではこの先数十年と続けていけるとは思えなかったので、ほかの人がやらないこと、新しいことへの挑戦を積極的に模索してきました。

税理士が税務のことをできるのは当たり前、なにかあったときに他の税理士ができないことや担当してくれないことをできるからこそ頭一つ抜けることができる。また、クライアントが窮地に陥った時にクライアントへの本当の意味での手助けができる。そのような想いで、まずは私は事業再生の仕事から取り組みました。

そうした活動が功を奏して、父の事業を継いでから5年後には、売上規模で事業を2.5倍にまで広げることができましたし、ほかの税理士がもっていないスペシャリティを身に付けることができました。

こうした強みが私の税理士としてのUSPとなっていますし、BNIの仲間たちからもそうした私の強みを理解してくれた上での仕事の依頼をいただくこともあり、とてもありがたく思っています。今後も事業を伸ばすために色々なことにチャレンジをしていくつもりですし、守り一辺倒にならないよう全力でチャレンジを続けていきます。

最近のTRES STELLASチャプターはどのような状況ですか?

齊木:TRES STELLASチャプターは2017年に成長率第1位となっていましたが、その後の活動はいかがでしたか?

釼持:最近ですと、齊木さんに燃える火曜日会へ誘ってもらったことが、結果としてTRES STELLASチャプター全体にとってもすごく良い刺激になりましたね。

私個人の視点で言えば、自分の見える景色が変わりましたし、BNIを活用して日本だけでなく世界中とも効果的につながれることを体感できるようになりました。

今回の絵本プロジェクトでもそうでしたが、齊木さんはチャプターやリージョン内だけでなく、全国のBNIメンバーとのネットワークを構築して、誰よりもBNIという仕組みを使いこなしている。

そうした空気や情熱をTRES STELLASのメンバーにも伝えたくて「BNIを使いこなしているすごいヤツがいるぞ!!」とチャプターメンバーの山口さん、田島さんなどを燃える火曜日会に誘ってみたのですが、齊木さんのおかげさまで彼らの動き方も劇的に変わりました。

今では彼らだけでなく、チャプター内のみならずリージョンへの貢献や、BNIJAPANへの貢献を意識して動くメンバーが、TRES STELLASチャプターの中に増えてきました。結果としてチャプター全体としてのリファーラル件数は飛躍的に増加しましたし、齊木さんには感謝しかありません。

先日のナショナルカンファレンス京都(2019年5月)はいかがでしたか?

これも齊木さんのおかげさまですが、齊木さんがカンファレンスへの参加の背中を押してくれたおかげで、私自身のステージアップに繋がるようなリファーラルを得ることができました。

以前からは私は医療分野への参入を考えていたのですが、今回のカンファレンスへの参加で、念願の医療マーケットへの参入のきっかけをいただくことができたのです。

医療マーケットは今後、私が税理士として特化をしていきたい分野でもあったので、私の夢への大きな一歩を引き寄せることができました。改めてBNIの可能性は無限大だなと思いましたね。

BNIのおかげで、自分だけではリーチできない業種の方々との繋がることができ、私自身の仕事への視野を広げることもできています。BNIを通じていろんな出会い得て、それらの出会いを大切にしてきたことで、こうしたご縁をいただけている。これがBNIの良さだと私は思います。

オプショナルツアーでも参加者同士すごく仲良くなれました。ツアーでお世話になった京都新選組チャプターの西島さん(英国王室に献上したハイブランドな呉服を扱う商社の経営者)と、TRES STELLASチャプターの角田さん(日本文化体験)を繋ぐことで海外に向けてのマーケット拡大の取り組みを協業することになりました。

最近は遠方への出張がある際には、必ずその地域のチャプター見学をするようにもしています。BNIからは本当にたくさんの刺激をもらえていますね。

父子家庭とのことですがお子さんとはどのように関わっていますか?

私の家庭では、他の家よりも私(父)と息子との距離が非常に近いと思います。

息子が生まれてから生後3か月で、妻が脳腫瘍を発症。そのまま妻は入院をして、10か月生活をともにできなかった。その後もリハビリなどで通院生活が10年近く続きました。

6年前に妻がなくなってからも、できるだけ息子との時間を作れるように心がけてきたが、仕事もあるため、息子には寂しい想いをさせたと思います。

息子に対して自分がなにをできるのかをこれまでにもたくさん考えてきましたが、私一人で息子を育てることだけでも精一杯で、いろんなことをしてあげられなかったと思っています。

そんな折りですが、先日息子と二人で青春18切符で丸3日間の旅に出かけてきました。ポケットサイズの時刻表を持って、「この日はこのあたりまで行けそうだから、このあたりにホテルを取ろう」みたいな、行き当たりばったりの旅でした。

はじめは北九州から山陽に向けて出掛けたのですが、せっかくだから大阪にも行ってみたいとなり、旅行期間を延長をして5泊6日の旅になりました。大阪では息子と別行動をしたりもしました。

最近、息子が飲食店でアルバイトをはじめたのですが、アルバイトを通じてでも働く楽しさをわかってもらえたら嬉しいですね。バイトのことは彼は楽しそうに話してくれているので、彼が働く楽しさを覚えてくれたことが嬉しいですし、父として誇らしい気持ちもあります。

息子には常識や世間体にとらわれずに、自分がやりたいと感じることを心のままにやって欲しいと思っています。

つい最近にも息子に私の職場を見せたりもしたが、今のところ税理士の仕事には興味はなさそうです。私なりに精一杯続けている事務所ですが、必ずしも彼が事業を継がなくても良いと考えています。本人が好きなことを追求してもらえることが一番ですね。

経営者である私たちが社会に貢献できることは?

親が子どもを虐待するようなニュースを見ると、本当に心が痛む想いになります。こうしたニュースが流れるような社会を作っているのは、私たち大人の責任だと思いますし、私たちが出来る事があれば少しでも力になりたいと考えています。

私たち経営者ができることはなんなのだろうか?と私自身も常日頃から考えるようにしています。

そうした私自身の課題意識もあって、齊木さんから絵本プロジェクトの話を聴いたときに、親と子が対話するきっかけを増やすことができたらそれが社会貢献になるのではないかと感じました。

こうやってプロジェクトに関われることを本当に嬉しく思いますし、全国のBNIの仲間とともに子どもたちの未来を応援できることを誇らしく思います。